【5】主婦・女性(大分県)64歳

【5】主婦・女性(大分県)64歳

かつては夫と一緒に晩酌を楽しんだりしていたこともありました。焼酎三杯程度までは私もまったく大丈夫なので、アルコールには自信があります。夫が倒れたとき、息子が「お母さんは、お父さんのことを心配し過ぎてアルコール依存症になるのでは・・・」と思ったそうです。今ではアルコールも一切飲みません。
それにしても、私はちょっと体調が悪くなっても、何時間か経つとすぐに元気になります。「誰かに守られているのかな」と思うこともあります。それが逆に怖い気もします。

夜が来ると、一日が何とか終わった感があります。
夫がいなくなると、きっと寂しくなります。私が夫にいろいろと話しかけているからです。

私自身、習い事を含めてやりたいことはたくさんあります。
夫が亡くなったあとを考えると、ガクッとなったままが続くのか、楽しいことをやり始めるか今のところ分かりません。
「亡くなって、半年も経つと元気になるよ」という人もいますが、今はとてもそんなことは思えません。
仕事も含めて、そのあとはどうなるのでしょうか?

夫が倒れたあと、夫の桜草は息子が大事に育ててくれています。私もシンビジウムやさつきを絶やさないようしっかり面倒をみています。ただ面倒をみる時間が少なく、夫のようにはいきませんが・・・。
それでも美しい花が咲いてくれます。
夫の大好きだったこれらの花々が咲き続ける限り、夫も安心して頑張ってくれることでしょう。そしてこれまでと同様、私の話をやさしく聞き続けてくれるに違いありません。

「お父さん、今はゆっくり走ってね。だって足の遅い私が一緒に走っているのよ。速く走ると付いて行けなくなるよ。たすきを渡すのはずっとずっと先でいいからね」。

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