【1】経営者・男性(大分県)80歳

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六、全国新酒鑑評会 ~直近十三回で金賞九回、銀賞二回

常に品質向上を目指す我が社にとって、毎年春に開催される「全国新酒鑑評会」での上位入賞は大きな励みとなる。
「全国新酒鑑評会」とは、財務省所管の「独立行政法人 酒類総合研究所(旧大蔵省醸造試験所、旧国税庁醸造試験所)」の主催により開催される全国的な新酒のコンテストである。
明治四十四年から始まっており、一つの製造場からは吟醸酒原酒一点しか出品できない。
毎年一千点近くの新酒が出品されて「香り」や「味」と、「総合評価」などが審査される。
全体の約半数が優秀と認められ入賞酒(銀賞以上)に選ばれる。また、入賞酒のうちの約半数が特に優秀として金賞受賞酒に選ばれるので、金賞受賞の競争率は約四倍となる。
ただし、銀賞が新設されたのが平成七年であり、それまでは金賞だけしかなかった。
我が社を含めて、全国の酒造メーカーが互いに切磋琢磨し、技術力を高めて意地を見せるのだが、連続して上位入賞することはかなり難しいとされている。
なにしろ人間の目や鼻、舌を使った「官能評価」による審査なので、対応が難しいのだ。
そのため各メーカーの関係者たちは、毎年春の結果発表時期になると一喜一憂させられることになる。
我が社の場合、おかげさまで十分に満足のゆく結果が表れている。
ここ十数年間をみても、平成五年から平成十八年の間に鑑評会が十三回開催され(平成七年は休会)、金賞を九回、銀賞を二回受賞することができた。
県内では三十社前後の酒造メーカーがあるが、平成十八年の金賞受賞は我が社を含めて四社。銀賞も四社。ことに今年は、我が社にとって初の連続三回金賞受賞という快挙を成し遂げ、感慨無量の年となった。
このように「全国新酒鑑評会」は、県内で四、五社程度しか金賞を受賞できないほど難しいコンテストなのである。
さらに地方レベルでは熊本国税局主催の「酒類鑑評会」というコンテストもある。この鑑評会での「清酒の部」においても、我が社は昭和三十四年から平成十八 年まで連続して「優等」を受賞中である。県内でも受賞するメーカーは五、六社くらいしかなく、ここでも好成績を続けている。
こうした各種鑑評会での我が社の比類なき好成績は、杜氏など社員のたゆまぬ努力の結果であり、感謝の念で一杯だ。

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